カスタムWebシステムとSaaS、どちらを選ぶ?|業務に合う仕組みの考え方
「今の表計算とメールでは限界がある」「既製のツールを入れたのに仕事が減らない」。そんなとき、すぐに大きなカスタムシステムをつくる必要はありません。まずは、既製SaaSで十分な部分と、事業に合わせて整えるべき部分を分けて考えることが大切です。
答えは、機能の多さではなく業務の流れにある
SaaSは早く始められ、多くの標準的な業務に向いています。一方で、重要なデータや手順が分断される、顧客体験が差別化になる、現場が二重入力を続ける場合は、連携やカスタム開発を検討する価値があります。
1. まず、今の仕事を図にする
誰が、いつ、何の情報を受け取り、確認し、どこへ渡すのかを並べます。表計算、メール、紙、既存ツールに散らばる手順が見えると、単に画面を増やすのではなく、減らすべき手作業と残すべき判断が分かります。
2. SaaSが向く場面、カスタムが向く場面
会計、一般的な営業管理、日程調整などは既製品が向くことがあります。一方、独自の検索・絞り込み、会員・顧客ポータル、申込や資料管理、複数サービスとのデータ連携など、業務や顧客の体験そのものに関わる部分は、カスタムの価値が出やすい領域です。
3. すべてを置き換えず、小さく始める
最初の公開で扱う範囲を絞ります。問い合わせの受付、検索、管理画面、データ取り込みなど、時間やミスを減らせる部分から始め、実際の利用を見て広げる方が、必要のない機能を増やしにくくなります。
4. 技術は目的に合わせて選ぶ
コンテンツ更新にはCMS、既存サービスとの接続にはAPI、独自の処理には専用アプリケーションというように、役割に合わせて組み合わせることができます。Rustのような技術も、性能や安全性が重要な場合の選択肢であり、目的そのものではありません。
SYSTEMS THAT FIT
今の業務から、必要な仕組みを整理しませんか。
クリックマークは、既存ツールを活かす選択肢も含め、無理のない最初の範囲から考えます。