英語サイトを「翻訳だけ」で終わらせないための情報設計
日英サイトでは、正しい翻訳を用意することが大切です。ただし、それだけでは初めての海外読者に会社やサービスの意味が伝わらないことがあります。誰が読むか、何を先に知る必要があるか、どこまで同じページとして対応させるかを決めることが、情報設計の仕事です。
翻訳・ローカリゼーション・情報設計は、役割が異なります
翻訳は内容を別の言語で表すこと、ローカリゼーションは相手に合う表現や実務情報を調整すること、情報設計は読む順番と判断への道筋を決めることです。どれか一つで、他の仕事が不要になるわけではありません。
1. それぞれの言語で、読者の最初の問いを決める
海外の顧客、パートナー、採用候補者には、日本語の読者ならすでに知っている背景が必要な場合があります。反対に、日本の読者には所在地、対応範囲、問い合わせ方法など実務的な情報が先に必要かもしれません。各言語で「このページを最初に読んだ人が何を判断したいか」を書き出します。
2. 共通にする事実と、文脈を加える部分を分ける
会社名、サービス範囲、条件、実例など、両言語で一致すべき事実があります。一方で、事業の背景、専門用語の説明、よくある質問、次の行動は、読者に合わせて順番や補足を変えられます。ページを一対一で対応させることが目的ではなく、必要な事実が責任をもって管理されることが大切です。
3. 対応ページと切り替え方を明確にする
同じ役割を持つページ同士は、言語切り替えで迷わず移動できるようにします。各言語版に固有のページがある場合は、その違いが自然に理解できる案内を考えます。検索エンジンに対しては、言語ごとのURLと対応関係を適切に示すため、hreflang の実装を含めた技術的な確認が必要です。
4. 公開後まで続く確認の流れをつくる
専門用語、固有の事実、ブランドの表現を誰が確認するか、新しい日本語記事を英語へいつ反映するか、未翻訳のページをどう扱うかを決めます。翻訳の依頼を公開直前にまとめるより、内容の担当と公開状態が分かる運用にしておく方が、両言語の信頼を保ちやすくなります。
CONTENT ACROSS LANGUAGES
日英それぞれの読者に、必要な入口をつくりませんか。
既存サイトや資料から、共通にすべき事実と、言語ごとに整える文脈を整理します。
確認日・参考情報
2026年8月2日確認。言語・地域ごとに異なるURLを使い、対応関係を示す考え方は Google Search Central の多言語・地域別サイトのガイドを参照しています。